長縄城 | 守山崩れの際に松平清康の遺体を運んで仮装した大河内喜平の居城
愛知県西尾市の長縄城は、松平氏に仕えた長縄松平氏の居城です。
寺津城の歴史
寺津城・巨海城の大河内氏と同族の長縄大河内氏の居城。この長縄大河内氏も吉良氏に仕えていました。
長縄大河内氏は松平氏と仲が良かったらしく、天文四年(1535)に起こった【守山崩れ】の際、 家臣の大河内喜平が松平清康(徳川家康の祖父)の遺体を長縄の地まで運び出し、長縄で仮葬しました。
この時の仮葬地は観音寺の本堂裏手に残っています。
そして吉良氏が徳川家康と戦う事になると、筋目を通して吉良氏側として戦いましたが、吉良氏は破れ滅亡、その後子孫は家康に仕えました。
感想
かつての長縄城跡は水田・宅地と化し、お城としての原型を留めていませんが、鍵島十三番地に観音寺方面に向かって流れている農業用水があります。これがかつての堀の名残だとか。
この他、松平清康の火葬地は、あまり知られていない清康ゆかりの地なので、興味がある人は訪れる事をオススメします。
この水路が長縄城の堀跡との事
【守山崩れ】の後、松平清康の遺体は、この地に仮葬されたとの事。現在ではその地にお墓が残り、石碑も建っています。
長縄城とセットで訪れたいですよね。
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