志籠谷砦 | 荒川城を守るために築かれた牧野吉蔵の砦




志籠谷砦 | 荒川城を守るために築かれた牧野吉蔵の砦

 

 

愛知県西尾(にしお)市にある志籠谷砦跡は、荒川城を守るために築かれた牧野吉蔵の砦です。

 

 

 

 

 

歴史

 

味崎砦(所在不明)とともに『荒川城』を守るために築かれた砦。

 

 

城主は『牧野吉蔵』という志籠谷村の土豪で、三河一向一揆の際、本證寺に立て篭もったそうです。この牧野氏は信州(長野県)の出身とも伝わります。

 

 

 

 

 

感想

 

現在の志籠谷町字乾地一体が砦跡と伝わりますが、遠くからみていると、周囲が低地の水田なので、集落全体が浮び上がった様に見え、砦の雰囲気が伺えます。

 

 

ここは国道23号線のバイパスからも遠景で見えるんです。

 

 

さて、砦としての詳しい歴史や目立つ遺構は確認できませんでしたが、個人宅の裏庭で発掘調査を行っており、なにやら怪しげな支柱跡やら井戸跡が出てきたとの事。

 

 

砦の遺構なのか?別の時代のものなのか?結果はまだ分からない調査中でしたので、今後の研究に期待が寄せられますよね。

 

 

字乾地の個人宅の裏庭で行われていた発掘調査。どうやら企業の建物が建つそうで、地面を掘ったらなにかの遺構の様なものが出てきたそうです。

 

 

現在調査中との事でしたので、詳しい事は分かりませんでしたが、『竹の棒』が立っている穴は井戸跡との事。

 

 

前日に大雨だったので、遺構に水が溜まっていましたが、この状態でもよく分かりますよね。

 

 

 

 

 


志籠谷地区は周囲より高台にあり、堀を想わせる水路が取り巻いています。ちなみにこの水路は明治時代の地籍図にもあり、ひょっとするとほんとに堀の跡なのかもしれませんよね。

 

 

 

 

 


地面の下から出てきた遺構。これが志籠谷砦時代のものなのか?それとも違う時代のものかはわかりませんが、建物もしくは集落の様な広い区域の遺構らしいです。

 

 

今後、発掘調査がさらに行われるかもしれませんね。

 

 

所在地  西尾市志籠谷町字乾地

 

立地  平城

 

築城時期?

 

築城者?

 

主な城主  牧野吉蔵

 

現状  宅地・畑地・墓地

 

地図


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