又兵衛屋敷 | 小豆坂七本槍のひとり・中野一安の居城
名古屋市熱田区の又兵衛屋敷跡は、小豆坂七本槍のひとり・中野又兵衛一安(重吉とも)の屋敷跡。
歴史
中野又兵衛は信長の父・信秀の代から織田家に仕え、天文十一年(1542)の『小豆坂の戦い』で活躍し、後に小豆坂七本槍の一人に数えられるほどの豪傑でした。
その後は信長に仕えて各地を転戦。主に弓衆を率いていた様で、信長公記によると元亀元年(1570)に起こった野田・福島の陣という戦いで活躍したみたいです。
本能寺の変後は織田信雄に仕え、信雄改易後は秀次に仕えました。
そして秀次が亡くなった後は秀吉に仕えたそうです。
感想
中野又兵衛一安の屋敷があった場所は、現在の熱田神宮の東門付近とのことですが、周辺は開発が進んで、屋敷の遺構らしきものは残っていませんでした。
また現在の熱田神宮の規模は戦国時代より縮小しており、又兵衛の屋敷と熱田神宮がどの様な関係なのか気になりますね。
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