亀井重清屋敷 | 熱田以外の源頼朝の生誕地説がある場所
愛知県名古屋市瑞穂区の亀井重清屋敷は、源義経の家来・亀井六郎重清にゆかりがある屋敷跡。源頼朝がここで生まれたというの生誕地説がある屋敷跡でもあります。
歴史
亀井六郎重清は伊豆の出身といわれで、重清の母は源頼朝の乳母として有名な人です。
その時に住んでいたのがこの地といわれ、現在でも『亀井の井』という井戸が残り、これは頼朝の産湯に使われたとか。
したがって、熱田区ではなく、乳母の屋敷跡であったここを頼朝の生誕地とする説もあるくらいです。
感想
亀井重清の屋敷跡は、現在の名古屋市瑞穂区の龍泉寺の西にあったと伝えられています。
この周辺は開発が進んで、屋敷だった頃の遺構は残っていませんが、頼朝の産湯井戸といわれるものは今でもあります。
頼朝の生誕地は、熱田区の誓願寺が通説ですが、ここだったのでしょうか?
また同じ瑞穂区の藤原師長屋敷と同じく、平安時代末期の屋敷跡ということで、これが城郭研究で城として研究されている室町時代の武士の館と同じものだったのかどうかは分かりません。
具体的にいえば、屋敷のの周辺を堀や土塁で固めていたりとか。
遺構もなく、屋敷の詳細な事も伝わっていませんが、亀井重清は武士なので、もしかすると有事に備える作りになっていたのかもしれませんね。
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