岩堀城 | 室町幕府の奉行衆だった岩堀氏の屋敷跡




岩堀城 | 室町幕府の奉行衆だった岩堀氏の屋敷跡

 

 

愛知県額田郡幸田町に残る岩堀城は、室町幕府の奉行衆だった岩堀氏の屋敷跡です。

 

 

 

 

 

歴史

 

室町幕府の奉行衆だった岩堀氏は、宝徳二年(1450)に所領を没収されたみたいですが、校正二年(1456)には再びこの地に屋敷を構えていたみたいです。

 

 

また戦国時代には子孫もこの地に住んでいたらしく、三方ヶ原の合戦時は松平家臣団に組み込まれています。

 

 

岩堀氏に関して分かっているのはそのくらいで、いつの間にか歴史の中に消えていきました。

 

 

 

 

 

感想

 

現在の幸田町菱池本丸にある西光寺が、かつての岩堀城跡と伝わりますが、お城の遺構らしきものは残っていません。

 

 

しかし『本丸』という字名がお城跡を偲ばせています。

 

 

この岩堀城の北西600mくらいのところに東部がありますが、時代が違うので関連性はないと思います。

 

 

また境内の墓地には古いお墓が数基ありました。もしかすると岩堀氏に関係するお墓なのかもしれません。

 

 

私の感想ですが、岩堀城の岩堀氏は詳細がよく分かっていませんが、調べてみると面白そうな一族だと思いました。

 

 

その理由は、室町時代〜戦国時代にかけて時代の波を渡り、少なくとも三方ヶ原合戦までは存続していた一族だからです。

 

 

記録が消えたということは、滅亡した可能性もありますが、室町期から戦国期の時代の動きは大きかったので、この時代にどの様に生きたか気になりますね。

 

 

所在地  幸田町大字菱池字本丸

 

立地  平城

 

築城時期  室町時代

 

築城者  岩堀応次

 

主な城主  岩堀氏

 

現状  西光寺

 

地図


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